ゆっくり、つながって

去年の11月に竣工/オープンしたコンセプトモデルハウス「economa」。
竣工以来、外気温や室温等のデータ取りをしていて、
先日、データの集計が出来ましたのでアップします。
economaはコンセプトモデルですので基本的には暖房もせず、
日中晴れていれば、OMソーラーが太陽熱で床暖房してくれるだけなので、
一切Co2を排出していません。
また、通常の家にはあるヒトからの熱や家電、調理器具からの排熱もありません。
それらの熱を入れると、平均２℃程度は室温が上がるのではないかと思います。


まずは竣工直後の11月の平均外気温と室温データ。
朝方は冷えるようになり、最低外気温で6℃。そのときの室温は約15℃。
日中は19℃近くまであがり、夜は緩やかに温度が下がっていきます。


そしてぐっと冷え込んだ12月。
最低外気温も3℃になり、氷が張り出す温度まで落ちてきました。
でもそのときの室温は14℃、下がっても13℃まで。一枚はおれば過ごせる温度です。
日中は18℃あたりまで室温が上がり、就寝時まで16℃あたりをキープしています。
夜少し暖房をかけて20℃をキープすれば、翌朝は18℃程度までしか下がらないでしょう。


そして最近になく冷え込んだ１月。
最低外気温の最低で-1℃。実際には-5℃あたりまで冷え込んだ日もありました。
そのときでも室温は10℃を切っていません。
室温の最高は16℃ですので、夕方から就寝まで暖房をかけて20℃をキープすれば、
朝方は18℃ぐらいで暖かく起床できるでしょう。


そして全国的に大雪が降った２月。熊谷でも５cmの降雪がありました。
実は雪が降るとそれほど気温は下がらず、降雪があった日も気温は0.4℃までしか下がらず、
そのときの室温は11℃ありました。（もちろん暖房なしです）
最高室温も17℃ぐらいまで上がっているので、
20℃まで暖房するのにそれほどエネルギーは必要ではありません。
一度20℃まで上げておけば、翌朝暖かく起きられますね。

このように、きちんとした断熱性能を持たせ、小さく無駄無く建てる事によって、
家の中の温度を快適に保つのにそれほど大きなエネルギーは必要ではありません。

皆さんのお宅の室温はどうですか？